ホーム›セル画の描き方
手順
工程ごとに、使う道具とコツを添えています
- 1
道具と下絵を用意する
生セル、アニメカラー(セル絵具)、彩色筆(面相筆)、つけペン、アニメタップ、下絵を用意します。
- 道具
- 生セル・アニメカラー(セル絵具)・彩色筆(面相筆)・つけペン・アニメタップ・下絵
- コツ
- 下絵は自分で描いたイラストでも、練習用のトレス素材でも。
- 2
線画をセルにトレスする
アニメタップで動画用紙(下絵)と生セルの位置を合わせて固定し、生セルの表面につけペンやミリペンで主線を丁寧に写していきます。
- 道具
- アニメタップ・つけペン・綿手袋
- コツ
- インクが乾くまでセルに触れないようにしましょう。綿手袋を着けると、手の脂でインクが弾かれるのを防げます。
- 3
セルの裏側から彩色する
セル画の最大の特徴は、撮影する側と反対の面から色を塗ることです。
- 道具
- アニメカラー(セル絵具)・彩色筆(面相筆)・スポンジ・ガーゼ
- コツ
- 目や瞳などの細かい部分から先に塗り、広い面は後から埋めていきます。アニメカラー(セル絵具)は不透明なので、重ね塗りで色を調整できます。絵具が薄すぎると透けるため、しっかり厚みをつけて塗ります。
- 4
乾燥させて仕上げる
彩色後は、セルを平らな場所に置いて自然乾燥させます。乾燥時間は絵具の硬さや厚さにもよりますが、1〜2時間程度が目安です。
- 道具
- 平らな置き場所
- コツ
- 半乾燥で表から確認し、塗り漏れや透けがあれば修正します。
背景と重ねて完成
セルを好みの背景の上に重ねると作品の完成です。透明なセルの上に描かれたキャラクターが背景と重なり、アニメ制作と同じ「セル画」の仕上がりになります。
- 道具
- 背景
- コツ
- 額装して飾ったり、背景を入れ替えてイメージの変化を楽しむこともできます。
必要な道具
| 品名 | 用途 |
|---|---|
| 生セル(透明シート) | セル画の支持体。アートセル®ネオまたはクラシック。 |
| アニメカラー(セル絵具) | セル画専用の不透明アクリル絵具。 |
| 簡易アニメタップ | 生セルと下絵の位置を合わせて固定する。 |
| 彩色筆(面相筆) | 彩色に使う細筆。細部と広い面で太さを使い分ける。 |
| つけペン(またはミリペン) | 主線のトレスに使う。 |
| 品名 | 用途 |
|---|---|
| 下絵(線画) | 自作のイラストまたは練習用の線画。 |
| スポンジ・ガーゼ | 筆洗い、絵具の拭き取りに使う。 |
| 綿手袋 | セルに指紋や油脂がつくのを防ぐ。 |
よくある質問
セル画を描くのに最低限必要な道具は何ですか?
最低限必要なのは、生セル(透明シート)、アニメカラー(セル絵具)、彩色筆(面相筆)の3点です。線画のトレスにはつけペンかミリペン、位置合わせにはアニメタップがあると便利です。
セル画は初心者でも描けますか?
はい。セル画の基本は「線画を写して裏から塗る」というシンプルな工程です。絵の経験がなくても始められます。最初は簡単な線画からスタートし、慣れてきたら細かい作品に挑戦するのがおすすめです。
普通のアクリル絵具でもセル画は描けますか?
セル画に使う「アニメカラー(セル絵具)」は裏塗り専用に開発された不透明アクリル絵具です。一般のアクリル絵具でも描けなくはありませんが、乾燥後に剥がれやすい・透けやすい・ひび割れやすいなどの問題が起きることがあります。セル画専用のアートセル®アニメカラー(セル絵具)を使うと、安定した仕上がりになります。
セル画の彩色はなぜ裏側から塗るのですか?
表面の主線を絵具で汚さないためです。裏側から塗ると、表から見たときに主線がきれいに残り、絵具の筆跡も見えにくくなります。これがセル画ならではの透明感のある仕上がりを生む理由です。
セル画の制作にかかる時間はどれくらいですか?
簡単なイラストなら2〜3時間半ほどで完成します。トレスに30分、彩色に30分〜1時間、乾燥に1〜2時間が目安です。複雑な作品や細かいグラデーションを入れる場合はさらに時間がかかります。


